【ウルル カタ・ジュタ国立公園】オーストラリア

念願のエアーズロック。来年の１０月には登れなくなるというニュースを見て、今回の旅を思い立った。エアーズロックはいつか行ってみたいと思っていたけれど、今がそのときなのだと。そんな巡り合わせもまた、旅の大きなモチベーションになる。

初めてのウルルだしひとり旅なので、サンライズ＆登山のツアーに参加。朝４時５０分にホテル出発。日の出を待つポイントに向かい、徐々に浮かび上がる幻想的なウルルを見つめる。THE 世界遺産。太陽の光を浴びて煌めき出す。いい天気だけど、風が強い。サンライズを見届けた後は麓のクニャウォークを散策。ガイドさんのもとに風が強いため、まだ登山口はオープンしないと連絡が入る。昨日はクローズだったそう。年に１００～１５０日程度しか登れる日がないと聞いて少し不安がよぎる。エアーズロックの周りをドライブしながら、７時過ぎ、ようやく登山口がオープンしたと連絡が入った！

登山口に到着すると、もうすでに登り始めている人たちが。風が相変わらず強く、この後いつクローズになってもおかしくないので、さっそく登山開始。登り始めはかなり急こう配で結構怖い。リアルロッククライミング。お年をめした方々はゆっくりゆっくり登っていて、果たして登頂できるのだろうか。私の足でかなり急いで登っても往復たっぷり２時間。尾根は強風に飛ばされそうになりながら、そろりそろりと。周りには何もないので、遥かかなたまで地平線が広がる絶景。ここに来られた運命を噛みしめる。